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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)

2008/04/29 (Tue) - 日記

ついに、出ました
「“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ) (上)」

今回は、前作までのキャラが総出演て感じでしたね
今回もちゃっかり芥川君出てましたね~
以前の事件以来彼は気持ちの整理がついたのか、ずいぶんと
スッキリした感じで、迷いが無いように感じられました。
「“文学少女”と慟哭の巡礼者(パルミエーレ)」では、邪魔だとか言いましたが(私が)
今回は、かなり好印象でした。
正直、彼の様な誠実を胸とする青年が懊悩し苦しむのは可哀想なので
良かったですね。
そして、美羽もすっかり足も良くなって、精神も立ち直ったようです
心葉から巣立ったようで、少し寂しい感じもしましたが
元気になってくれて嬉しいです。

ここからはネタバレ含むので
読みたい人だけどうぞ



終盤の流人の切れっぷりは凄かったですね。
「遊びは終わりです」
ななな何だー?!
と、思っているうちに、校門前には美羽&芥川君

美羽は
「コノハはもう、井上ミウには戻らないほうがいいと思うわ」
といいつつもその顔が暗かったり
心葉が
「僕は……もう、小説は書きたくない」
といった時に、瞳に翳りが見えたりするところから
美羽も、井上ミウの二作目を待ってる一人なんじゃないかなと思います。
芥川君は、心葉が納得の行く選択が出来るように暖かい助言をくれます。
しかし、芥川君はいつも心葉の様子に目を光らせているかと思うと面白いですが…
これは、彼の友情と思いやりの現れなのです。

そして、心葉が物思いに耽っていると
背後から流人出現
普段、陽気に笑う流人が今回は電話でも
会ってでも、暗い声と、表情と、心葉を追い詰めるような言葉ばかりです。
その流人の、獣の様な凶暴な目を想像すると、自分まで、息が詰まるように感じました。
そして、いきなりの発言
「早く行ったほうがいいすよ。今頃、毒を飲まされて、死にかけてるかもしれませんから」
まさか、そんなと思いつつも、心葉は駆け出してしまいます。
風邪で寝込んでました。
遠子先輩を愛する流人に限ってそんな事はあるはず無かったのですが
あの獣の様な眼差しを想像すると、若しや…と思わずにいられなかったのです。
前から、思っていたのですが、流人は心葉のことが部分的に嫌いなんじゃないでしょうか。
優しい家族に守られて生きているくせに、弱音ばかりはく心葉が
ちょっと、癇に障る。だから、ちょっと嬲ってみたくなる。見たいな感じでしょうか。

そして、遠子先輩です。
いつもは、肝心な事になるとはぐらかしたり、笑ってごまかすのに
今回は、風邪の所為で弱気が出たのか
「お母さんの、ごはんが食べたい……」
と泣きそうな顔で言うのです。もう…もう…!!!
なんていじらしいのでしょう。
そして、泣いているのか本で顔を隠して唇を噛締めるのです。
いつもは、お姉さんで弱みを全く見せない遠子先輩が…
心中に抱えて耐えていた悲しみを無言で吐き出すようです。
心葉に買ってもらった「アルト=ハイデルベルク」を抱えて丸まるシーンとかもう言葉になりません。
「食べたら……なくなっちゃう……っ。もう、それしかないのに……っ」
とべそかきながら言うシーンは遠子先輩の心中を想わせます。
マフラーと手袋を返し、義理羊羹を渡してしまい最後に残った
心葉との最後のつながりを食べきれずに置いておいてしまったのでしょう。
遠子先輩はやはり心葉が好きなのでしょうか…。
そして、心葉が久しぶりの三題囃を書きます。
それを、食べるシーンの
「かみつかないでください」
「……ごめんなさい」
というシーンがとても、印象に残っています。
遠子先輩と心葉の無言の交流が切なく感じます。
そして、今までで初めて、“切ない”という気持ちを実感したと思います。
思い返して、これが切ないなんだろうな~としみじみと思いました。
そして、今回初めて、遠子先輩と流人の暮らし振りの一端が見られた巻でもありました。
台所のシーンは、思わず背筋が寒くなるような寒々しい感じが伝わってきました。
また、アルバムのシーンでは、心葉が押入れを開けようとする時の
眩暈がするような、体の芯がむずむずするような、まさに心葉が感じているであろう
「恐怖」が伝わってきました。

そして、半ば私の予想は当たっていました。
この巻を読んでいる時、遠子先輩の笑顔が結衣さんにそっくりだという表現から
「“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)」の雨宮蛍を思い出さずに入られなかったのです。
あの時、遠子先輩は、自分と蛍を重ねて見ていたのでしょうか…。
そう思うと、ますます切なく感じます。
「“文学少女”と月花を孕く水妖(ウンディーネ)」で遠子先輩が言っていた。
「あと、どれくらい……いられるのかな」
というのは、遠子先輩が自分でいられる間ってことかな?
それとも、……のところに何かことばがはいるのかな?
流人が言っていた
「誰かが消えなければ…」の行の言うように、遠子先輩が人格なり自身なりが消えてしまうってことかな?
六巻にはかなりこれからの伏線が張られているようです。
そして、少し読み返してみて色々また発見しました。

これから、紅 ~醜悪祭~ (下)を読んだら
また、文学少女を読み返してみようと思います。

あと、これ実は昨日書いたのですが、兄が勝手にヤフオクの画面に変えていて
同じくらい書いた文が全て消えたのでした。
久しぶりに兄をぶち殺してやりたいと思いました。
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